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給与が高い業種と低い業種――その差は389万円
民間企業で働くビジネスパーソンの平均給与は405万9000円であることが、国税庁の調査で分かった。平均給与は前年より23万7000円減少しており、1948年の調査開始以来最大の下げ幅となった。
民間企業で働くビジネスパーソンは、どのくらいの給与をもらっているのだろうか。国税庁の調査によると、ビジネスパーソンが2009年中に受け取った平均給与は405万9000円で、前年より23万7000円減少していることが分かった。下げ幅は1948年の調査開始以来最大だった2008年の7万6000円を大きく上回った。
男女別に見ると、男性500万円(前年比6.2%減)に対し、女性は263万円(同2.9%減)。給与所得者の平均年齢は44.4歳(男性44.5歳、女性44.3歳)で、平均勤続年数は11.4年(男性12.9年、女性9.0年)となっている。
また平均給与を事業所規模別にみると、従事員10人未満の事業所は329万円(男性406万円、女性236万円)だったのに対し、従事員5000人以上では492万円(男性668万円、女性251万円)だった。
平均給与が高い業種
平均給与が高い業種はどこだろうか。業種別に見てみると、「電気、ガス、水道」が最も多く630万円。次いで「金融業、保険業」(625万円)、「情報通信業」(567万円)、「学術研究、教育・学習支援業」(505万円)、「製造業」(444万円)と続いた。一方、最も低かったのは「宿泊業、飲食サービス業」で241万円、次いで「農林水産、鉱業」(295万円)、「サービス業」(318万円)という結果に。
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