ユーラスエナジーホールディングスは9月27日、米カリフォルニア州で、世界最大級の設備容量となる総発電出力45メガワット(4万5000キロワット)のメガソーラー発電所の建設に着手すると発表した。操業開始は2011年6月の予定。
ユーラスエナジーホールディングスは、東京電力が60%、豊田通商が40%を出資する風力発電会社。カリフォルニア州におけるメガソーラー発電所の建設は、ユーラスエナジーグループが初めて米国で展開するメガソーラー発電事業。太陽電池パネルは全量をシャープから調達する。発電した電力は、2009年12月に締結した電力長期販売契約に基づき、操業開始から20年間にわたって、カリフォルニア州最大手の電力会社であるパシフィックガス&エレクトリック(PG&E)に販売する。
ユーラスエナジーグループは、国内最大手で、世界でも有数の風力発電事業者。これまでに6カ国で総発電出力190万キロワットの風力発電所を操業している。急速な成長が期待できる太陽光発電事業にも、2008年に韓国で994キロワットの太陽光発電事業を開始するなど積極的に取り組んでおり、同事業を太陽光発電事業発展の基盤にしたいとしている。
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