キリン「フリー」のヒットをきっかけとして、各社が続々と新商品を投入しているノンアルコールビール。消費者はどのようにとらえているのだろうか。
ORIMOの調査によると、ノンアルコールビールを飲んだことがある人は43.1%と4割を超えた。飲んだことがある割合は、男女別では女性(35.2%)より男性(50.2%)の方が高く、年代別では40代(53.6%)が最も高く、20代(33.8%)が最も低かった。若者のビール離れがささやかれているが、ノンアルコールビールも飲んだことのない人が多いようだ。
ノンアルコールビールを飲んだことがある人の理由では、「試しに飲んでみたいから」と「飲んでも運転できるから」が上位。以下、「お酒を入れたくない夜の会合などで飲めるから」、「健康(休肝日など)を気にしているから」、「スポーツ(ゴルフなど)中に飲めるから」、「アルコールが苦手だから」が続いた。
どんなノンアルコールビールの銘柄が人気なのだろうか。「今後飲みたいノンアルコールビール」を聞くと、トップはキリン「フリー」で33.5%と断トツ。以下、アサヒ「ポイントゼロ」が6.9%、サッポロ「スーパークリア」が6.5%、サントリー「ファインゼロ」が5.3%で続いた。一方、「特に飲みたいものはない」という人も44.7%いた。
年代別に見ると、20代ではキリン「フリー」を選んだ割合は37.3%と高くなっており、50代では何らかの銘柄を選んだ割合が64.9%とほかの年代より高くなっていた。
モバイルによる調査で、対象は20〜50代の男女620人。調査期間は9月17日から23日。
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