SOHOの夢を安く、強く実現――IKEAのオフィス創り支援活動：郷好文の“うふふ”マーケティング（3/3 ページ）

ビジネスパーソンにとって、長い時間を過ごすこととなるのがオフィス。独自のオフィスを作るためにIKEAが支援するというサービスをスタートすると聞いて、その発表会に行ってきた。

[郷好文，Business Media 誠]

オフィスにある2つの動線

　IKEAの店舗の魅力は、“生活動線”に沿って家具を選べ、各部屋を創れること。オフィスも同じだ。デスクワーク、打ち合わせ、発想、息抜き……、仕事を効率よくするための作業動線。これは目に見える線だ。

　実はもう1つ“心の動線”がある。朝仕事を始める。今日はどんな“声”が響くだろう？　「もうだめだ」「いや何とかなるさ」「じゃあどうすればいい？」。目には見えないけれど、不安と希望が交錯する“心の動線”が、吹けば飛んでしまうSOHOにはいつもある。

　不安に打ち勝つのは創業時の夢だ。初めてオフィスを創ったときの清新な気持ちだ。だからこそオフィスは想いを込めて、自分たちで創らなくてはいけない。安く、強く、クリエイティブに。