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最高醸造責任者に聞く、ギネスビールの“正しい”飲み方(3/3 ページ)

アイルランドで生まれたギネスビールを飲んだことがないという人も多いのでは。そもそもギネスビールは他のビールのように、グラスに注いですぐに飲んでいけない。そこでギネスビールの最高醸造責任者に、“正しい”飲み方を教えてもらった。

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ギネスビールは立って飲む


男らしく堂々とギネスビールを飲むマーレイ氏

――どのようにすれば、おいしく飲むことができますか?

マーレイ:まず目で飲んでください。ギネスビールが多くの人から愛される理由は、この美しさにあるのではないでしょうか。

 重要なことですが、ギネスビールを飲むときには男らしく立つことです(笑)。きちんと地に足を付けることが大切で、姿勢が悪いのはダメですね。そしてお腹が出ている人は少し引っ込めて……わたしも少し引っ込めますが(笑)。

 視線は地平線を見つめるようにしてくださいね。グラスをのぞき込むようにする姿は、とてもマナーが悪いですから。そしてグラスを上手に傾けるために、肘を上げてください。

 もう一度言います。男らしく足を広げて堂々と立つ。お腹は引っ込めて、目線は地平線。そしてグラスを持つ肘を上げて、泡を通して飲んでください。そして2口、3口と飲んだときにグラスを見てください。そこには飲んだ回数分の泡の輪ができていることでしょう。あとはゆっくりと飲むことですね。

ファーガル・マーレイ氏のプロフィール

ロンドンにある「Institute of Brewing」で醸造の学位を取得。その後、セント・ジェームズ・ゲートのマスターブリューワーに就き、そこでアーサー・ギネスのビジョンを守りながら、ギネスづくりの伝統を学ぶ。現在、ギネスの最高醸造責任者としてギネスビールの普及に務めている。またギネスビールをおいしく注ぐ“パーフェクト・パイント”でもあり、その技術を数十カ国のバーテンダーたちに伝授している。


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