起動が遅い、機能が多すぎる……デジタル家電購入者の半数「不満あり」
新しい製品が次々と登場しているデジタル家電業界。しかし、「電源起動・終了に時間がかかる」「使わない機能がたくさんある」など、不満を持っている購入者も多いようだ。ブランド総合研究所調べ。
新しい製品が次々と登場しているデジタル家電業界。しかし、買ってから想像と違っていることに気付くこともあるもの。
ブランド総合研究所の調査によると、過去1年間(2009年10月〜2010年9月)に、購入したデジタル家電製品5製品(薄型テレビ、Blu-rayディスクレコーダー、PC、携帯電話、デジタルカメラ)について「不満・ストレスを感じているかどうか」と尋ねたところ、「不満・ストレスを感じる」と回答した割合は5製品合計で49.8%だった。
製品別に見ると、「不満・ストレスを感じる」の割合が最も高かったのは「携帯電話」で64.8%。「PC」(55.7%)や「Blu-rayディスクレコーダー」(51.9%)も不満と答えた割合が半数を超えた。
具体的にどんなところに不満を持っているのだろうか。製品別に「ストレスを感じる点・不満に思う点」を聞くと、「Blu-rayディスクレコーダー」(64.7%)や「薄型テレビ」(58.4%)、「PC」(46.7%)では「電源起動・終了に時間がかかる」がトップ、「携帯電話」(77.3%)や「デジタルカメラ」(68.5%)では「使わない機能がたくさんある」がトップだった。
ブランド総合研究所では「機能が多すぎるがゆえに、使わない機能がたくさんあるという多機能化の現状に対してのストレス・不満が高い傾向にあることが分かった」とコメントしている。
インターネットによる調査で、対象は過去1年間(2009年10月〜2010年9月)にデジタル家電(Blu-rayディスクレコーダー、薄型テレビ、パソコン、携帯電話、デジタルカメラの5製品)を購入した20代から50代までの男女1219人。調査期間は10月1日から4日。
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