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コラム

記者が、人事ネタを押さえるワケ相場英雄の時事日想(3/3 ページ)

人事異動のシーズンになっても「自分には関係ない」と無関心を装うビジネスパーソンも少なくない。しかし自分の身を守るという意味合いからも、自社や取引先の人事情報には敏感になったほうがいいのではないだろうか。

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相場英雄氏の新刊『偽計 みちのく麺食い記者・宮沢賢一郎』(双葉社)

 本稿の読者の多くが、一般企業や団体に勤務しているはず。人事情報の有無で評定や査定が変わるわけではない。だが、人間の欲やエゴがむき出しになる“人事”は、若きビジネスパーソンのキャリアをいきなり変えてしまうリスクを内包していることをキモに銘じてほしいのだ。

 時代劇の茶坊主のようにガサガサと動き回る必要はない。また、先に触れたように人事取材に熱を上げる記者のように情報を取る必要はない。

 ただ派閥抗争の末、自分のボスが飛ばされ、あげく所属部署が廃止されたといったケースは昔から後を絶たない。長引く不況のあおりで、筆者が勤め人をしていたころよりも組織の人間関係はギスギスしているはず。自分の身を守る保険という意味合いからも、自社や取引先の人事を巡る噂、情報には敏感になっておいて損はない。

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