外国人に聞く、日本のお風呂文化は“ここがヘン”
外国人で「共同浴場に行きたい」と思っている人はどのくらいいるのだろうか。現在日本に在住している外国人に聞いたところ、51%が「行きたい」と回答していることが分かった。ユニリーバ・ジャパン調べ。
外国人は日本のお風呂文化についてどのように感じているのだろうか。現在日本に在住している外国人に、日本人のお風呂習慣で驚いたことを聞いたところ「暑い夏でもお風呂に浸かっていること」と答えた人が最も多いことが、ユニリーバ・ジャパンの調査で分かった。「日本人はよくお風呂につかる。母国ではシャワーの方が普通」(英国)といった意見があった。「お風呂につかるのがスタンダードである日本の習慣には出身エリアを問わず、驚く人が多い。特に暑い夏でもお風呂に入ることが驚きのようだ」(ユニリーバ・ジャパン)
このほかお風呂習慣で驚いたこととして「お風呂のお湯を替えずに同じお湯を使って入ること」「朝ではなくて、夜にお風呂に入ること」「熱い湯船に長く浸かること」を挙げる人が目立った。お風呂のお湯を替えずに複数の人が湯船に浸かるのは、海外の人にとって気持ちが悪いと感じるようだ。
共同浴場に行きたい――51%
銭湯や温泉などの共同浴場についてどのように感じているのだろうか。日本在住の外国人に聞いたところ「行きたい(とても+やや)」と答えた人は51%に対し、「行きたくない(あまりを含む)」は25%。「行きたい」とした人からは「コミュニケーションをとりながら入れるから」(ブラジル)、「みんなが一緒にお風呂を楽しめるし、広い」(韓国)といった意見があった。一方「行きたくない」とした人からは「大勢で入ることに抵抗がある」(中国)、「母国では人と一緒に入る習慣がないから」(ペルー)という声も。
また裸で他人とお風呂に入ることに抵抗がありますか、と聞いたところ「抵抗がある(とても+やや)」とした人は33%、「抵抗がない(全く+あまり)」が67%。エリア別で見てみると、北米で抵抗がない人は88%だったが、南米では48%だった。
インターネットによる調査で、現在日本に在住している外国人100人が回答した。調査期間は9月10日から9月15日まで。
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