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坂・路地・石垣をめぐってアートに出会う:瀬戸内国際芸術祭(2/4 ページ)

瀬戸内国際芸術祭2010特集。男木島では日本人を中心に17組のアーティストが作品を展開しているが、そのほとんどが細い路地をたどりながら、石段や坂道を登って到達できる場所にある。

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 大岩オスカール氏の「大岩島」※。サンパウロ生まれで、現在はニューヨークを拠点に精力的な活動を行っている大岩氏、男木島との出会いはちょうど1年前、高松市美術館で大規模な個展を行っていたときのことだという。

※大岩オスカール氏の「大岩島」は9月26日、火災のため焼失いたしました

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大岩オスカール氏
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 大岩氏は10年ほど使われずに荒れていた港近くの旧公民館(上写真)を1年かけて改装し、その空間を存分に使って巨大なドローイングを仕上げた。

 「今回は、基本中の基本である“線を描く”ということを見つめ直して、ドローイングを描こうと思い立ちました。制作期間は7月2日からの1週間、毎日高松から船に乗ってやってきて、10時から17時までみっちり描きました。朝から夕方まで制作するのはニューヨークのアトリエと同じなんですが、冷房もほとんどきかない中での作業だったので、とにかく暑いのは大変でした」(大岩オスカール氏)

 黒の油性ペン70本を消費して描き上げられた大作「大岩島」は、すべて大岩氏によるフリーハンドのドローイング作品。湾曲した島を海から眺めるような風景が緻密に描かれており、両側の壁一面に設置された鏡の効果もあって、無限の広がりを感じた。

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大岩オスカール氏

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