不健康と分かっていながら、止められない……ビジネスパーソンの健康事情
ビジネスパーソンはどんなときに体力の低下を感じているのだろうか。この質問に対し「週明けの出勤時」「長時間の残業が続いたとき」と答えた人が多かった。労務行政研究所調べ。
あなたはどんなときに体力の低下を実感していますか? 体力の低下を感じているビジネスパーソン(85.6%)に聞いたところ、「週明けの出勤時」(44.6%)と答えた人が最も多かったことが、労務行政研究所の調査で分かった。次いで「長時間の残業が続いたとき」(44.2%)、「職場などでの飲み会があったとき」(29.4%)、「満員電車に乗ったとき」(23.6%)、「週末の退勤時」(19.9%)と続いた。
また不健康だと分かっていながらも、ついついやってしまう、止められない習慣を聞いたところ「運動不足」(56.8%)と答えた人がトップ。このほか「甘いものをよく食べる」(34.4%)、「ネットサーフィンで夜更かし」(34.0%)という結果に。男女別に見てみると、男性は「お酒の飲み過ぎ」(38.6%)、女性は「甘いものをよく食べる」(45.5%)と答えた人が多かった。
風邪に対するビジネスパーソンの行動様式
朝起きたら風邪をひいていたとして、熱が何度あったら会社を休みますか? この質問に対し「38.0度以上38.5度未満」(31.4%)と回答した人が最も多く、次いで「37.5度以上38.0度未満」(24.0%)。少しの熱ぐらいでは休まないビジネスパーソンが多いようだ。
また風邪で会社を休むほどの熱が出た場合、67.0%の人が「病院・診療所に行く」と回答。「3人に2人は病院で薬を処方してもらい、早めに治そうという行動を取っていることが分かった」(労務行政研究所)
インターネットによる調査で、20歳以上のビジネスパーソン500人が回答した。調査期間は2010年11月18日から11月22日まで。
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