72.9%は「会議がつまらない」――うまく進行させる自信は?
「こんな会議、いらないよなあ」と感じたことがあるビジネスパーソンも多いのでは。20〜50代のビジネスパーソンは会議について、どのように感じているのだろうか。日本会議力向上委員会調べ。
「こんな会議、いらないよなあ」と感じたことがあるビジネスパーソンも多いのではないだろうか。自分は忙しいのにダラダラとしたムードが漂い、そして結論はまとまらず。会議について、ビジネスパーソンはどのように感じているのだろうか。
打ち合わせや会議が“つまらない”と感じたことがありますか、と聞いたところ「はい」と答えた人は72.9%に達していることが、「会議エキスパート認定試験」を運営する日本会議力向上委員会の調査で分かった。
また本当は必要がないのにやっている会議や打ち合わせが多い、と感じている人はどのくらいいるのだろうか。この質問に対し「そう思う」と回答した人は59.7%。半数以上の人は、必要でない会議をやっていると感じているようだ。
会議が効率的に進んでいない
会議に不満を持っているビジネスパーソンは多いようだが、会議が効率的に進められていないと感じている人はどのくらいいるのだろうか。自分の部署やチームの会議や打ち合わせが、効率的に進められていないと思いますかと聞いたところ「はい」と答えた人は65.4%。
6割以上の人は会議が効率的に進められていないと感じているが、会議の進め方のスキルを持っている人はどのくらいいるのだろうか。「自分は会議や打ち合わせの進め方について、知識やスキルを十分に持っている」と答えた人は36.7%にとどまった。
多くのビジネスパーソンはダラダラした会議に不満を感じているが、会議をうまく進行させるスキルを持っている人は少ないようだ。
インターネットによる調査で、20〜50代のビジネスパーソン1000人が回答した。調査時期は2010年12月。
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