コラム
“自粛ムード”に終止符を、それがマーケッターがやるべきこと(2/2 ページ)
自然の脅威を目の当たりにし、ただ立ちつくす被災者。東京では、毎日が大規模停電の危機。こんな状態の中、マーケッターにできることは何かを本気で考えてみる――。
「他人のせいにしない」仕事を!
ものが売れないことを、「自粛」のせいにして逃げない。「不況」のせいにして逃げない。売れない時こそ、多くのアイデアを出すチャンス、試すチャンスととらえ、いろいろなチャレンジを行おう。こんな時こそ、精神的なエネルギーレベルを下げてはいけないのだと思う。
事実、ある企業では、この震災のさなか、ダイレクトメールを送付。被災地以外の顧客から「こんな時期に不謹慎だ」というお叱りの声をいただくことも覚悟していた。しかし、いざフタを開けてみると、クレームはまったくなく、逆に励ましのお声をいただくことも多かったという。
必要な人に必要な情報を渡す。疑心暗鬼になるより、「まず実際にやってみる」という行動が、次の扉を開くことを、私は身をもって経験している。
マーケッターとしての人生をどう過ごすか
世の中には2つのタイプの人間しかいない。できる方法を探す人間と、できない言いわけを考える人間。たった1度の人生を、できないことの言いわけに費やすなんてもったいない! 私は、こういう状況下でも、何ができるかを探す人間でありたいと思う。(小野寺洋)
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