コラム
LED照明レンタルから断熱仕様の家まで……節電ビジネスを応援しよう(2/2 ページ)
電力不足が叫ばれ、国や団体は節電対策の呼びかけに必死だが、節電効果抜群の商品・サービスはたくさんある。どんな節電ビジネスがあるか、紹介しよう。
節電ポイント制度の導入を
こうした各社のサービスを後押しするためにも、国にはぜひ「節電ポイント制度」の導入を行ってほしい。
節電効果のある商品を購入すると、家電のエコポイントのように、あらかじめ節電料金程度のポイントを設定しておき、そのポイントを購入者が自由に使えるという、エコポイントと同じ仕組みだ。仕組みとしての経験もあるので、もうエコポイント時のような混乱も少ないだろう。家電商品のエコポイントに始まり、エコカー減税、住宅エコポイントなど、さまざまな業種でエコポイントを行い、それなりの需要を喚起したことを考えれば、今まさに必要な制度ではないかと思う。
ポイントを稼ぐことが節電に直結し、さらにその商品関連の需要も喚起できる。業種による不均衡感があれば、各社の利益は税金や東北支援に回すことも可能だろう。真夏の電力ピーク時まであと数か月、やるなら今だ。(猪口真)
関連記事
- 一人勝ちアウディのブランディング戦略
アウディの勢いが止まらない。日本で初めて輸入車シェア10%を突破し、3月の世界販売台数は月間記録を達成するなど、破竹の勢いを続けるアウディ。その徹底したブランディング戦略を探る。 - 不況でも伸びてます! 化粧品通販のマーケティングに注目せよ
百貨店やスーパーなど、既存流通チャネルがかつてないほどの苦境を味わう中、衰えを知らない化粧品通販。市場規模は2500億円を突破し、とどまるところを知らない。この不況下でも、確実な伸びを示す化粧品通販業界では、どのような試みが行われているのだろうか。 - “問い続ける男”が教えてくれる、“続けさせるマーケティング”――アウディ
アウディ ジャパンのキャンペーン「問い続ける男」が面白い。ある時は哲学的に、ある時は怒りながらこちらの質問に答えてくれるのだ。単なる言葉のゲームではなく、「問い続ける=中毒性」が成立することに“巧妙”さがうかがえる。
関連リンク
Copyright (c) INSIGHT NOW! All Rights Reserved.