「日本人は勤勉」というが……迷信かもしれない:ちきりん×城繁幸の会社をちゃかす(7)(5/5 ページ)
人気ブロガーのちきりんさんと人事コンサルタントの城繁幸さんの対談もとうとう最終回。これまで東日本大震災後の働き方や日本の会社のおかしな点などを語ってもらったが、最後はどのような話で盛り上がったのだろうか。
城:今、非正社員の人でポカ休が目立ってきていますね。
ちきりん:そうなりますよね。非正社員であれば、会社にはなんの義理もないですし。1時間働かなければ、1時間分のお金をもらえなくなるだけですから。どんなに頑張っても切られるときは切られるわけだし。
城:しかも、その信頼関係って一過性。「日本人は勤勉だ」などと言う人がいますが、決してそんなことはなかったわけですよ。
ちきりん:終身雇用という仕組みがあっただけで、「日本人という民族だけが勤勉」というのは迷信だったわけですよね。
城:その通りです。
→終わり。
プロフィール:城繁幸(じょう・しげゆき)
人事コンサルタントを務めるかたわら、人事制度、採用などの各種雇用問題において、「若者の視点」を取り入れたユニークな意見を各種メディアで発信中。著作に『若者はなぜ3年で辞めるのか?』『3年で辞めた若者はどこへ行ったのか−アウトサイダーの時代』『7割は課長にさえなれません 終身雇用の幻想』ほか。
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プロフィール:ちきりん
兵庫県出身。バブル最盛期に証券会社で働く。米国の大学院への留学を経て外資系企業に勤務。2010年秋に退職し“働かない人生”を謳歌中。崩壊前のソビエト連邦など、これまでに約50カ国を旅している。2005年春から“おちゃらけ社会派”と称してブログを開始。近著に『ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法』。Twitterアカウントは「@InsideCHIKIRIN」
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