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世界最古のデジタルウオッチ!?を探しに諏訪へ:菅野たけしのウォッチWatch(2/2 ページ)
時計ファンにとっては、まさに聖地巡礼の旅。日本のスイスとも称される長野県は諏訪にある「諏訪湖 時の科学館 儀象堂」を訪ねました。大人の社会科見学、時計編です。
まさしく至福の時を過ごせる、時計コレクション
“時と時計の歴史”を体感できる展示室には、ボンボン時計や柱時計、クロック、腕時計などがズラリと勢ぞろい。時計コレクターにはたまらない稀少な時計の数々が展示され、まさしく至福の時を過ごせる場所。
国産時計の手巻き、自動巻きの代表的なモデルのほか、スポーツモデル、クロノグラフなどが年代を追って展示されています。また、別コーナには国産初のクオーツ時計、デジタルウオッチ、テレビ付きウオッチなども展示されています。
幻のメーカーと銘打ったコーナーに飾られていたのは、1957年製の高野精密工業の時計です。
同じく幻のメーカーコーナーで発見したのはオリエント時計の前身となる吉田時計のロックルとアイコク。
昭和20年代の東京時計のラジオ付き置き時計は、バイオレットカラーとアールデコスタイルのデザインが秀逸です。
昭和の時代を感じさせてくれるユニークなデザインの置き時計や、大気の温度変化を捕らえてボンベを伸縮させ動くジャガー・ルクルト「アトモス」(前列中央)も展示されていました。
精工舎の1929年製「ネーション」と、稀少な当時の時計広告も発見。今回、訪問した諏訪湖 時の科学館 儀象堂の詳しい情報はWebサイト( http://www.gishodo.jp/ )で確認できます。
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