ウェザーニューズは5月27日、「2011年台風傾向」を発表した。それによると、2011年の台風の発生数は25〜26個、接近数は11〜12個、上陸数は2〜3個で平年並みと予測している。
現在、台風は2号まで発生しており、1号、2号ともに日本に接近した。ウェザーニューズでは「台風の経路となる太平洋高気圧の張り出しが、この時期としてはやや強めであることが要因。しかし、シーズン全体で見ると、2011年の台風の活動は平年並みになる」とコメントしている。
2010年は、ラニーニャ現象※の影響で台風の発生が14個と平年値の25.6個を大きく下回った。しかし、2011年はすでにラニーニャ現象が終息し、台風発生に影響する海水温の分布も2010年のように偏っていないため、発生数は25〜26個前後と平年並みになるとしている。
※ラニーニャ現象……ペルー沖から太平洋の中央部まで、赤道近くの海面の水温が、平年に比べて低くなる現象のこと。
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