高島彩さんのCM起用で住宅用太陽光発電システム販売を倍に――東芝
東芝は6月14日、住宅用太陽光発電システムの新CM発表会で、2011年度の受注目標を1万5000軒に設定したことを明らかにした。自然エネルギーへの関心の高まりを受けて、前年受注の倍の水準を目指す。
東芝は6月14日、住宅用太陽光発電システムの新CM発表会で、2011年度の受注目標を1万5000軒に設定したことを明らかにした。同社では2010年4月から最大セル変換効率21.5%の太陽電池モジュールを採用した住宅用太陽光発電システムを販売しており、2010年度は約7500軒の受注を獲得。2011年度の目標は、その倍の水準となっている。
国内の住宅用太陽光発電システムは、環境意識の高まりや国・地方自治体による補助金制度、電力会社による余剰電力買取制度などにより普及が進んでいる。「住宅用太陽光発電システムの市場規模は、2010年度の4500億円から2015年度には8000億円になると予想されている。東芝は関東の企業なので、2010年度の受注は約50%が関東に集中している。関西などにも広げていきたいが、関西には太陽光発電メーカー(シャープや京セラなど)が多いので、今年度も関東が中心になるだろう」(東芝)。
同社説明員によると「特に3月に行われた計画停電で、停電した地域で住宅用太陽光発電システムに対する関心が高まっている」という。こうした追い風の中、明るくフレッシュなイメージのある高島彩さんをCMのイメージキャラクターに採用して、認知拡大を目指すとしている。
東芝は5月末に蓄電池付太陽光発電システムの住宅メーカーへの販売を開始しているが、基本的には新築一戸建てへの導入を想定。また、8月をめどに同社の液晶テレビREGZAやPC、スマートフォンなどで、発電量などを確認できるシステムも販売するとしている。
関連記事
- 素人の私が、ソーラー工事に挑戦してみた
ソーラー工事を手掛ける知人に誘われ、筆者の松田氏は工事を手伝うことに。日頃は環境ジャーナリストとしてソーラー発電の話題を扱っているが、設置作業に関しては全くの素人。果たして、慣れない高所作業でうまくできたのだろうか。 - 「私も、被ばくした」――蓮池透が語る、原発労働の実態(前編)
北朝鮮による拉致問題で、メディアの前にたびたび登場した蓮池透さん。しかし彼が東京電力で、しかも福島第1原発で働いていたことを知っている人は少ないだろう。今回の大惨事を、蓮池さんはどのように見ているのか。前後編でお送りする。 - 脱原発は「やらなきゃいかん」こと――孫正義、かく語りき
発生から1カ月以上経っても、いまだ日本を悩ませる福島第一原発の事故。原発問題に悩み、私財を投じて、脱原発の自然エネルギー財団を設立すると表明した孫正義氏の会見に参加してきた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.