連載
箸袋のフリーペーパー!? 東北沢で“プラスワン”を作るチームとは:郷好文の“うふふ”マーケティング(3/3 ページ)
箸袋でフリーペーパーを作るという奇想天外な発想を具現化したデザインチーム「東北沢荘」。彼らの発想のポイントは“プラスワン”にあるという。
東北沢でどっしりと生きる
――みなさんの拠点の東北沢ってどんなところ?
タカハシ 「人もあんまりいなくて良いところですよ、ゴミゴミしてない」
フジヨシ 「自然があって家と家の間隔も広いんですよ、渋谷まで歩いて30分なのに。僕は公園が好きなんですけど、そこにある木って何にも言わずにずっと立っていますよね。それってすごくないですか。風が吹いても雨が降ってもどっしりしている。何も言わない。禅みたいな感じ」
タカハシ 「俺らが東北沢を選んだの、そういう理由もあるよね」
限定100部があっと言う間になくなった東北沢荘フリーペーパー。第2号も配布開始されたようだ。裏は2カ月分のカレンダーで、“東北沢くん”(Tシャツのシルエット)のヘアを落書きしながらスケジュールを書き込める。オモシレエナと思ったら、すぐにフリーペーパーをもらいにいこう。
関連記事
- チョコから恵方巻まで……習慣を根付かせるための隠し味とは?
ふとしたきっかけで作った“パスタ焼きそば”が意外とおいしいことに気付いた筆者。商品そのものの質も大事だが、それ以上にその商品やサービスを習慣として根付かせることがマーケティングでは重要と分析、そのための方策を検討してみた。 - “私のリクエスト”で稼ぐ、新たなラジオビジネス
米国人口の3割のユーザーを抱えるネットラジオのパンドラ。先日の上場で時価総額26億ドルの企業となったが、その人気の秘密は“リクエストビジネス”にあるようだ。 - ドクロの数珠を若者に――「祈りの多様化」に商機あり
ドクロデザインの数珠や一番摘み静岡新茶のお線香など、ユニークな仏具関連商品を展開するお仏壇のやまき。浅野秀浩社長が商品開発に取り組んだ背景には、「業界は若い人向けの商品を作っていなかった」ことに責任を感じたからだという。 - 郷好文の“うふふ”マーケティングバックナンバー
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.