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パリのJAPAN EXPO2011で、日本コンテンツの未来を考えた世界一周サムライバックパッカープロジェクト(1/2 ページ)

6月30日から7月3日までフランス・パリで4日間開催されたJAPAN EXPO2011。20万人が訪れたこのイベントの概要とともに、筆者が考えた日本コンテンツの海外での収益化構想についてご紹介する。

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世界一周サムライバックパッカープロジェクト

太田英基(おおた・ひでき)

世界一周中のバックパッカー。7月12日現在、フランス滞在中。1年半で40カ国以上の訪問を予定。若者の外向き志向の底上げのため、海外で働く日本人を訪問したり、旅の中で気付いたことや発見したことをWeb中心に情報発信しながら旅をしている(サムライバックパッカープロジェクト)。学生時代に広告サービス「タダコピ」を立ち上げた元起業家でもあり、根っからの企画屋。Twitterアカウント「@mohideki」では旅の様子をリアルタイムに発信している。

 →目指せ世界一周!「サムライバックパッカープロジェクト」とは?


 6月30日から7月3日まで4日間開催されたJAPAN EXPO2011。会場はフランスのパリ郊外でした。恐らく、来場する欧州人の7割はマンガやアニメ、ゲーム好きでしょう。

 僕はマンガもゲームも好きなので、これは参加しなくてはならないと、1カ月前から旅の移動予定を調整していました。

 会場に向かう途中の電車では近付くにつれて、チラホラとコスプレイヤーを見かけるようになりました。

 2010年は来場者数18万人と言われていたのですが、今年は20万人ということで、会場はとにかく多くの人であふれていました。僕が訪問した土曜日(7月2日)が一番来場者が多いようで、チケットも15ユーロとほかの日より割高でした。


チケットを購入するために並んでいる人たちの列

 チケットを購入して中に入ると、あちらこちらにコスプレイヤーがいます。欧州人のコスプレイヤーは容姿がキャラクターとかぶることもあるため、思いの外に似合う人も多く、それを見ているだけでも非常に面白かったです。



 会場内はゲームやマンガ、アニメ、日本の伝統工芸などのブースもあるほか、柔道や書道、折り紙、禅など、さまざまな日本文化のブースが展開されていました。


柔道コーナー

囲碁コーナー

禅コーナー

 今年は原発問題により、食関連は色々と厳しい面もあったようですが、被災した日本を応援するような企画があったりと、フランスを始めとした欧州の方々が日本文化を好きでいてくれるのが大変うれしかったです(ただ、ほとんどの人がマンガ・アニメに偏っているのは事実ですが……)。

 多種多様な日本文化や、地域の工芸品などもブース出展されていました。折り鶴教室なども結構盛況なようでした。


日本の作業着を来たフランス人のファッションショーにて
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