500万円で購入できるハワイの“別荘”に泊まってみた(1/3 ページ)
今年で50周年を迎える巨大複合リゾート「ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ・ワイキキ・ビーチ・リゾート」。その一角にそびえるタイムシェア専用タワーの1室に泊まってみた。
海外のビーチリゾートと聞いて、真っ先にハワイを思い浮かべる人は多いのではなかろうか。羽田空港の国際化に伴い、ハワイへ行くのがとても楽になった。日本航空、全日空、ハワイアン航空ともに羽田からホノルルへのフライトを運行しており、仕事終わりに羽田に直行してハワイに飛ぶなんてことも可能だ。また、関西空港からは日本航空のほか、ハワイアン航空がホノルル直行便の運行を開始した。
こうして以前にも増して身近になったハワイ、オアフ島。そんな常夏の島で、広々としたコンドミニアムスタイルの部屋にステイしながら、優雅にバケーションを満喫する。そんな夢を現実のものにしてくれるのが、「タイムシェア」というシステムだ。
タイムシェアとはいかなるものか?
タイムシェアとは、1年を52週に分け、1週間を1口としてコンドミニアムスタイルやホテルルームの1室を共同所有するシステムのこと。日本でも近年定着しつつあるが、1990年代以降、欧米ではタイムシェア・リゾートのオーナーが急増している。
毎年1週間、永続的に物件を利用でき、相続も可能であるなど、長期的に見た場合のメリットは大きい。今回、ホノルルのヒルトン・ハワイアン・ビレッジ・ワイキキ・ビーチ・リゾートにあるグランド・ワイキキアンで、タイムシェア専用タワーに体験ステイした。
ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ・ワイキキ・ビーチ・リゾートは今年50周年を迎える巨大複合リゾートだ。ホノルル空港から車で20分程度。目の前にはワイキキビーチが広がり、アラモアナショッピングセンターへも歩いて10分程度と、立地条件はとても良い。
また、ビレッジ内には90以上のショップや15のレストラン、6つのプールがある。グランド・ワイキキアンはそんなリゾートの中に建つタイムシェア専用タワーだ。
グランド・ワイキキアンの客室は一番小さいタイプでも60平方メートルの1LDK(定員4人)。最も大きい物件は3LDKのペントハウス(定員8人)だ。いずれのタイプも広々としたリビング、食器や調理器具などが備え付けられたキッチン、洗濯/乾燥機などを完備している。
つまり、現地に行ってすぐに「リゾート生活」が始められるのだ。ハウスキーピングなどホテルと同じサービスも受けられるし、デスクには日本語ができるスタッフがいるので安心だ。
価格はオーシャンビューか否かなどの条件によって変わってくるが、1LDKの最も安いタイプで5万ドル弱と、高級車を1台買うのとさして変わらない。猛烈な円高の現在では、お得感も増している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.