読んでいる雑誌のジャンル――3年前と比べ、減っているのは?
あなたがふだん読んでいる雑誌のジャンルは? 雑誌を読む人に聞いたところ「女性ファッション誌(Can Can、STORYなど)」と答えた人が最も多かった。マイボイスコム調べ。
あなたがふだん読んでいる雑誌のジャンルは? 雑誌を読む人に聞いたところ「女性ファッション誌(Can Cam、STORYなど)」(24.1%)と答えた人が最も多いことが、マイボイスコムの調査で分かった。次いで「家庭情報・料理雑誌(オレンジページ、クロワッサンなど)」(22.9%)、「総合週刊誌(フライデー、週刊朝日など)」(21.9%)、「フリーペーパー(Hot Pepperなどクーポン情報誌)」(19.6%)、「ビジネス・実用雑誌(日経ビジネスなど)」(18.8%)と続いた。
2008年に行った調査に比べ、読者の割合が大幅に伸びたのは「女性ファッション誌」(20.1%→24.1%)のみ。一方、大幅に減らしたのは「フリーペーパー(Hot Pepperなどクーポン情報誌)」(24.1%→19.6%)、「パソコン、インターネット関連雑誌(週刊アスキー、PCfanなど)」(21.4%→16.7%)、「地域情報誌(HANAKO、TokyoWalkerなど)」(17.2%→14.2%)、「フリーペーパー(R25など総合情報誌)」(11.7%→8.2%)などが目立った。
1カ月当たりの雑誌閲読数
雑誌を購入する人はどのくらいいるのだろうか。1カ月当たりの冊数を聞いたところ「雑誌は購入しない」(50.3%)と答えた人が最も多かった。過去の結果を見ると、2006年の調査で33.4%、2008年で40.3%と、雑誌を買わない人が増えていることが分かった。購入している人をみると、月に「1冊くらい」(24.2%)がトップ。このほか「2〜3冊くらい」(16.1%)、「4〜5冊くらい」(5.6%)と続いた。
また1カ月に何冊くらい雑誌を読んでいますか(立ち読み、フリーペーパーを含む)、と聞いたところ「2〜3冊くらい」(29.6%)と答えた人が最も多かった。ただ「読まない」という人は29.2%。2008年の調査と比べ、6.4ポイント増加するなど、“雑誌離れ”が進んでいることがうかがえた。
インターネットによる調査で、全国の男女1万2124人が回答した。調査期間は7月1日から5日まで。
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