業界別の睡眠不足ランキング――1位は?
仕事中に思わず眠ったことがあるビジネスパーソンはどのくらいいるのだろうか。30〜50代のビジネスパーソンに聞いたところ、半数以上の人が仕事中に居眠りを経験していることが分かった。SAS(睡眠時無呼吸症候群)広報委員会調べ。
ビジネスパーソンは普段、どのくらい寝ているのだろうか。業界別に平均睡眠時間を見てみると、最も少ないのは「IT・通信」(5.61時間)、次いで「マスコミ」(5.70時間)、「飲食」(5.87時間)、「金融」(5.91時間)であることが、SAS(睡眠時無呼吸症候群)広報委員会の調査で分かった。
また仕事中に思わず眠ってしまったことがありますか、と聞いたところ「IT・通信」業界で働く人の64.0%は「ある(頻繁に+たまに)」と回答。このほかにも「仕事中に寝たことがある」と答えたのは「飲食」(58.9%)、「メーカー」(58.3%)、「マスコミ」(57.7%)で目立った。「全体でも半数以上が仕事中の居眠りを経験しており、慢性的な寝不足で仕事中の睡魔と戦うビジネスパーソンの日常がうかがえた」(SAS広報委員会)としている。
寝不足、居眠りでトップの「IT・通信」は、熟睡の自覚でもトップ
「自分は熟睡できているなあ」と感じているビジネスパーソンはどのくらいいるのだろうか。全体の52.2%は「熟睡できている」と回答。「熟睡できている」という人を業界別にみると、「IT・通信」(59.3%)が最も多かった。「寝不足」「仕事中の居眠り」がともにトップだった「IT・通信」の約6割が熟睡できていると回答しており、「熟睡の実感、その睡眠の質に疑問が残る結果となった」(SAS広報委員会)
ではビジネスパーソンが理想とする睡眠とはどんな睡眠なのだろうか。「長時間睡眠」(26.8%)よりも、「短時間睡眠」(39.9%)を理想とする人が多いことが明らかに。睡眠時間を軽視し、短時間の睡眠で済ませたいというビジネスパーソンが多いようだ。
インターネットによる調査で、30〜59歳のビジネスパーソン1000人が回答した。調査期間は8月19日から22日まで。
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