インタープレイテクノロジーとリファイナ―は9月15日、Android端末向けクラウド型デジタルサイネージプラットフォームの提供を開始したと発表した。クラウドサービスの利用料金は100端末時は1端末当たり月額9000円、1000端末時は1端末当たり月額2500円。
デジタルサイネージの管理者側はWebブラウザ上(Internet Explorer8.0以上)で、コンテンツ制作から配信スケジュール設定、端末監視が行え、端末側はバージョン2.2以上のAndroid OS搭載端末にアプリをインストールすればデジタルサイネージとしてコンテンツを表示できる。従来のデジタルサイネージ端末に加え、スマートフォンやタブレット型端末への配信も可能という。
また、使用するAndroid端末の紹介も行うという。インタープレイテクノロジーの 高橋眞之助代表は「クラウド基盤での提供のため、自社でのシステム構築に比べ、初期費用やランニングコストを大幅に低減できる」とコメントしている。
デジタルサイネージのテンプレート全47種類を用意。管理画面で分割サイズやレイアウトを自由に変更できる。分割した画面では動画やフラッシュ、HTML、静止画、テロップなど、さまざまなコンテンツを表示できるほか、作成したプレイリストのプレビューを管理画面上で確認できる。
「移動体やデパート、美容院、病院のベットの横に付けるといった用途を想定している。どのボタンを押したかといった利用者のアクションがすぐに分かるので、それに応じた対応がとれる」(高橋代表)。
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