ミクシィは10月12日、mixiのソーシャルグラフ(Web上の人のつながり)を活用してソーシャルラジオ番組「SCHOOL OF LOCK! サマースクール 〜夏恋男塾」の参加者数が、8月4〜29日の26日間で130万人となったことを発表した。
ソーシャルラジオとは、1人でラジオを聞くのではなく、mixi上の友人と一緒に番組に参加することで、同じ時間に同じ体験を共有できるというもの。TOKYO FMの番組「SCHOOL OF LOCK!」の放送を聴きながらキャンペーンサイトにログインすると、mixiでつながる友人のプロフィール画像が現れ、画面上に設定された“教室”で友人とおしゃべりしながら、番組に参加できるようになっていた。
番組ではマドンナ的存在の女性キャラクターを口説く告白のセリフを募集して紹介。リスナーはキュンとしたセリフがあれば、キャンペーンサイトにある“胸キュンボタン”をクリック。クリックした回数によって胸キュンメーターが溜まっていき、リアルタイムでリスナーの反応が確認できる仕組みとなっていた。
ミクシィでは「ソーシャルラジオの楽しさが友人から友人へと伝播していった結果、キャンペーンサイトにログインして番組を一緒に聴いた友人の数は、キャンペーン開始日と最終日を比較して、1人当たり約5倍に増加した」とコメントしている。
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