サッカー日本代表の人気、プロ野球を上回る。しかしJリーグは(2/2 ページ)
男子サッカーの日本代表を応援している人はどのくらいいるのだろうか。三菱UFJリサーチ&コンサルティングとマクロミルの調査によると、昨年より908万人も増加。また女子ワールドカップで優勝した「なでしこジャパン」は3909万人となり、プロ野球チームの人気を上回った。
見るスポーツ、サッカーが野球に追いつく
プロ野球チームを応援している人は41.7%で、昨年から4.4ポイント増加した。人気チームをみると「読売ジャイアンツ」(987万人)がトップ。次いで「阪神タイガース」(702万人)、「中日ドラゴンズ」(415万人)、「福岡ソフトバンクホークス」(333万人)という結果に。ちなみにWBC日本代表のファンは2709万人、メジャーリーグのファンは512万人だった。
ファンの数だけみると、プロ野球よりもサッカー日本代表の方が多いという結果が出たが、好きなスポーツまたはよく見るスポーツは何だろうか。最も好きなスポーツを聞いたところ、8年連続で「野球」(16.6%)がトップ。次いで「サッカー」(12.0%)、「ゴルフ」(5.0%)と続いた。よく見るスポーツについても、8年連続で「野球」(42.9%)が1位。しかし2位の「サッカー」(42.2%)は昨年から6.2ポイントも増加しており、野球と同じレベルになってきている。
インターネットによる調査で、15歳以上の男女2000人が回答した。調査期間は9月1日から5日まで。
人気の高まりを受け、自転車についての調査も行っている。行っているスポーツに「自転車」と回答した人(下図では「スポーツサイクリスト」と記載)は全体の6.2%で、「水泳」「ハイキング・登山」などと同程度(それぞれ6.5%、5.8%)。今後したいスポーツに自転車を挙げた人も9.5%いた。
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