第2回 サービス開始から2カ月、「mixiページ」は今どうなっているのか:短期集中連載・mixiはどこへ行く?(5/5 ページ)
アクティブユーザー1500万人を抱える日本最大のSNS、mixiのこれまでとこれからを考察する本連載。今回は開始1カ月半で12万ページが作られた「mixiページ」と、「mixiタウン構想」について見ていこう。
mixiページでうわさになれる?
mixiユーザーであれば、確かにmixiページを作るのはとても簡単。PC初心者でも簡単にページを作れる。しかしそこでフォロワー数を増やし、さまざまなプロモーションをしていきたい中上級者にとっては、次に何をしていいか分からず、他との差別化や運用が難しい……現状のmixiページを運用してみると、そういう印象を受ける。
しかし原田氏の考えるmixiタウン構想では、企業やサービス、店舗といった「mixiの外」にいるプレーヤーたちが、mixi内にあるソーシャルグラフや口コミを利用できることを目指しているはずだ。それなのに、キャッチフレーズである「mixiページでうわさにする!」の実現が難しいのでは、がんばって運営を続けようという意欲のある企業が減ってしまう。
もちろん、mixiページはまだアクセス解析機能の提供が始まったばかりで、これからアプリやポイント、課金システムなどさまざまな機能が追加されるのだろう。今後、mixiページの活用事例が増え、ノウハウが広く共有されていくことに期待したい。
mixiはFacebookの3倍ものアクティブユーザーを抱える、日本最大のSNSだ。ユーザー数が増え、サービスが多様化する中で、さまざまなリクエストにどう応えるのか。さらに「タウン構想」という形で、mixiの一部をオープン化し、プライベートとオープンという対立する概念にどう折り合いをつけるのか……次回はそれを考察する。
関連記事
- 短期集中連載・mixiはどこへ行く?:第1回 mixiを使っているのは誰なのか、そして新インタフェースの理由
国産老舗SNSであるmixiは、さまざまな機能を取り込みながら成長を続けている。本連載では、笠原社長、原田副社長へのロングインタビューを元に、mixiのこれまでとこれからの変化について考察する。 - “話題になる”ページを簡単に――mixiページ
ミクシィは、企業や団体、ブランドなどの“ファンページ”を簡単に作れる新サービス「mixiページ」の提供を開始した。mixiユーザーでなくても作成・閲覧でき、mixiユーザー同士の「口コミ」を効果的に利用できる。 - ネット上で友達が多ければ、その人は“リア充”?
あなたはソーシャルメディア上で、どのくらいの友達がいますか? ソーシャルメディアを利用している人に聞いたところ「100人以上」と答えたのは14%。また100人以上と答えた人の平均友達数は256人だった。電通調べ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.