2011年の仕事観を表す漢字は? 震災を反映した結果に
東日本大震災やそれにともなう原発事故が日本全体に暗い陰を落とした2011年。若手ビジネスパーソンに2011年の仕事観を表す漢字を聞くと、トップは「耐」だった。DODA調べ。
東日本大震災や円高、欧米の債務危機など、さまざまなことがあった2011年。ビジネスパーソンにとってはどんな1年だったのだろうか。
25〜39歳のビジネスパーソンに「2011年の仕事観を表す漢字1字」を聞いたところ、トップは「耐」で、2010年の4位から大きく順位を上げた。選んだ理由を見ると、「震災復興のためならと、普段なら耐えられない状況を乗り越えてきたため」という2011年の出来事が反映された回答と、「忍耐強く、仕事をすることが重要だと感じているから」という仕事に対する姿勢を表す回答の2種類に大きく分かれた。
2位は2010年にトップだった「楽」。選んだ理由では「仕事を楽しもうとしているから」が約5割、「今の仕事が楽しいから」が約3割、「仕事が楽(らく)だから」が約2割。3位は、「今年は震災・円高・タイ洪水などが続き、“耐え忍ぶ1年”と覚悟して臨んだため」「仕事には忍耐力が必要不可欠だと思うから」ということから「忍」だった。
また、2010年はランクインしていなかった「学」「変」「考」がトップ10入り。それぞれの投票理由では、「学」は「震災によって、リスクマネジメントや節電の重要性など、色々と学んだことも多かったため」、「変」は「震災の影響で、仕事に対する気持ちが大きく変化したため」、「考」は「震災以降、仕事に対する取り組み姿勢をいろいろと考えさせられる1年だったため」といった声があった。
東日本と西日本で傾向に違い
地域別のトップをみると、北海道、東北、東海では「耐」、関西、九州・沖縄では「苦」、関東では「楽」、中国・四国では「忍」だった。東日本の「耐」は「震災の影響に耐え忍んだ」という投票理由が多く、西日本の「苦」は「経済情勢が厳しく苦労した」という投票理由が目立った。
インターネットによる調査で、対象は25〜39歳のホワイトカラー系職種の男女1000人。調査日は10月22日と23日。
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