イラッとするのはどの場所が多い? 男女で違いも
あなたが“イラッ”とする場所はどこが多いですか? ビジネスパーソンに聞いたところ男女ともに「オフィス」と答えた人が最も多かった。クロレッツとイラッと研究所調べ。
あなたが“イラッ”とする場所はどこが多いですか? ビジネスパーソンに聞いたところ男女ともに「オフィス」(男性38.5%、女性44.7%)と答えた人が最も多いことが、クロレッツとイラッと研究所の調査で分かった。次いで男性は「電車・駅」(20.8%)、女性は「自宅」(25.2%)と答えた人が多かった。
この結果について、杏林大学医学部の古賀良彦教授は「そもそも職場には仕事が多い、自由度が低い、助けてもらえないという『職場ストレス3大要因』が存在する。さらにここ数年、成果をより厳密に評価する企業が増えているため、売り上げや営業などの目標数字に対するストレスも新たに加わり、職場はよりストレスを感じやすい環境になっている」と分析した。
また男性の2位が「電車・駅」であったことについて、「電車での時間は単なる通勤ではなく、“仕事の一部”とも言える。ここでイラッとするということは、男性は仕事の時間にストレスを抱えやすい傾向があると考えられる。一方、女性の2位は『自宅』だったが、これは朝、出勤前の慌ただしい時間のストレスが現れているのではないだろうか」(古賀教授)としている。
イライラのレベル
イライラするのはどのくらいのレベルのことが多いのだろうか。イライラレベルを5段階(1:すぐ忘れそうな程度、2:投稿すればスッキリしそうな程度、3:人に話せば気が済む程度、4:大声で叫びたくなるほど、5:ちゃぶ台をひっくり返したくなるほど)で聞いたところ、男性は「人に話せば気が済む程度」のイラッと度数3以下が76.1%。一方の女性は「大声で叫びたくなるほど」のイラッ度数4以上が4割ほどいた。
インターネットによる調査で、ビジネスパーソン300人が回答した。調査期間は11月10日から14日まで。
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