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働く女性の給与はいくら? 会社規模によって違い
働く女性はどのくらいの給与をもらっているのだろうか。日本政策金融公庫が、正社員と非正社員として働く女性の年収を調査した。
あなたはどのくらいの給与をもらっていますか? 正社員として働く女性に聞いたところ、小企業が296万円、中企業が343万円、大企業が440万円と、規模※が大きくなるほど収入も多くなることが、日本政策金融公庫の調査で分かった。
※小企業:従業者数19人以下、中企業:従業者数20〜299人、大企業:従業者数300人以上。
非正社員の年収を見てみると、小企業が122万円、中企業が150万円、大企業が173万円という結果に。
正社員・非正社員ともに規模が小さくなるほど収入が少ない。ただ正社員を年代別でみると、年齢が高まるにつれていずれの規模でも収入が多くなるものの、規模間の差は拡大する傾向にある。一方、非正社員をみると、小企業では年代による差はみられないが、中企業、大企業では、年齢が低い方が収入が多くなる傾向がうかがえた。
働く上で重視していること
働く上で重視していることは何だろうか。正社員として働く女性に聞いたところ、いずれの規模とも「収入」と答えた人が8割弱でトップ。次いで「通勤のしやすさ」「職場の雰囲気」が、規模にかかわらず上位に。
非正社員でも、割合は正社員と比べて低いものの、いずれの規模とも「収入」が最も多かった。次いで「通勤のしやすさ」「職場の雰囲気」だったが、その割合は正社員より高い。また「柔軟な働き方」の割合が正社員よりも高く、「仕事のやりがい」を上回った。
インターネットによる調査で、働く女性6568人が回答した。調査時期は8月。
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