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コラム

永田町のセンセイたちは、どっちを向いているのか相場英雄の時事日想(3/3 ページ)

野田政権の支持率が低下している。なかなか解決しない難問に対し、「国会議員ではダメ。むしろ地方の知事や市長に期待している」と感じている人も多いのでは。2012年、注目すべきは永田町のセンセイではなく、地方のリーダーたちかもしれない。

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 実際、地方で取材した際にこうしたリーダーたちの評判を聞くと、「次々に新しい施策が打ち出され、着実に行政が動いていることを実感している」(某市商工会関係者)との声が増えていることを実感する。

 東日本大震災をきっかけに、多くの国会議員やマスコミ、そして東電のような企業が一般国民の信認を一気に失った。それらの原動力となったのは、Twitterなどの新しい情報ツールの発達と広がりにより、今まで見えてこなかったさまざまなプロセスを知ることができるようになったからだ。これは政治に関しても同様だと筆者は考える。

 地方のリーダーたちは自らを可視化することにより、その支持基盤を広げている。「あれだけ情報を出されたら、誰でも関心を持つようになる」(別の都市の商工会関係者)。つまり、有権者の目は節穴ではないのだ。

 永田町の議員センセイたちは、地方の新たなリーダーの手腕を真剣に勉強する時期に来ているのではないか。

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