転職をして、年収が上がった人はどのくらいいるのだろうか。20〜40代の転職経験者に聞いたところ「上がった」という人は46.4%に対し、「下がった」は49.8%であることが、転職サービス「DODA(デューダ)」の調査で分かった。
「年収が上がった」という人に金額を聞いたところ「1万円〜49万円」が最も多く21.4%。次いで「50万円〜99万円」が14.6%、「100万円以上」が10.4%。一方「下がった」という人をみると、「1万円〜49万円」が最も多く20.4%。次いで「100万円以上」が16.0%、「50万円〜99万円」が13.4%という結果に。
転職者の年齢で最も多いのは27歳(11.1%)、次いで28歳(10.3%)、29歳(9.6%)と続いた。社会人3〜7年目で転職する人が多いようだ。一方、35歳を過ぎると転職者は減少し、36〜49歳で全体の12.1%にとどまった。
転職者の55%が異業種へ転職
転職者の55%は異業種へ転職していることが明らかに。また異業種への転職が最も多いのは「商社/流通」(87.3%)業界出身者。次いで「小売/外食」(83.1%)、「広告/メディア」(82.6%)と続いた。異業種への転職が盛んな業界の特徴として「専門性が低く業務の幅が広い、無形商材を扱う、取引先が複数業界などが挙げられる」(DODA)としている。
一方、異業種への転職が最も少ないのは「医療関連」(17.8%)、次いで「IT」(35.8%)。「この2業種は専門性が高い、安定的に成長している分野、採用ニーズが高いといった背景から、他業種への転職を希望する人が少ないのだろう」(同)と分析した。
20〜40代の転職経験者8000人が回答。調査期間は2011年1月1月から12月31日まで。
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