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エキナカ自販機の売上が、伸びている理由(後編)仕事をしたら“消費者”が見えてきた(4/5 ページ)

エキナカ自販機を展開し、順調に売り上げを伸ばしているJR東日本ウォータービジネス。その要因のひとつに、POSデータを分析して“お客の顔”が見えたことにある。後編ではミネラルウオーターがどのような人に買われているのか、といった点に迫ってみた。

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最も売れている自販機


東日本ウォータービジネス営業本部長の笹川俊成氏

土肥:2011年12月現在、JR東日本ウォータービジネスが保有している自販機の台数は9600台。その中で、最も売上高が高いのはどこの自販機ですか?

笹川:12月は東京駅でしたね。これは帰省客が多いという季節的な要因も大きいのですが、新幹線の八重洲南改札内に次世代型の自販機があります。そこの売上高が全自販機の中でトップでした。

 新幹線のホームは、よく売れていますね。特に帰省シーズンになると、売上高がアップします。

 また横浜駅にもトップを争う自販機があるんですよ。

土肥:横浜駅? 単純に利用客が多い新宿駅かと思いましたが、なぜ横浜駅なのでしょう?

笹川:よく売れている自販機は、東海道線の9番・10番ホームにあります。湘南新宿ラインが停車するホームですね。

 日中の時間帯でも、その自販機はよく利用されています。湘南新宿ラインに乗るお客さんは長距離移動が多い。あと待ち時間が少し長いので、その間に自販機で飲料を買う方が多いのかもしれません。

 また湘南新宿ラインにはグリーン席がありますが、グリーン席乗り場の近くにある自販機は、(通常サイズよりも大きい)500ミリリットルのお茶がよく売れるんですよ。

土肥:へー。

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