mixi女子ってどんな人?――データから見るペルソナ図鑑:消費者理解コトハジメ(3/3 ページ)
TwitterやFacebookが大躍進する中、存在感が縮小しつつあるmixi。女性の割合が高いサービスとも言われているが、mixiを利用する女性にはどんな特徴があるのか。約3万人の消費行動データを抱える「ぺるそね」での検索結果をもとに分析してみた。
mixi女子の感性傾向は?
買い物はどんなところに行っているのかというと、「イオンモール」「三井アウトレットパーク」などのショッピングモールや「丸井」「PARCO」などが特徴的。また、「Francfranc(フランフラン)」「PLAZA (プラザ)」「ヴィレッジヴァンガード」などのショップもお気に入りです。
好きなファッションブランドは「earth music & ecology(アースミュージック&エコロジー)」「LOWRYS FARM(ローリーズファーム)」「NATURAL BEAUTY BASIC (ナチュラルビューティーベーシック)」と、若い女性の人気のブランドがチョイスされています(「ユニクロ」は別格ですが、みんな持っているのでそれほど差がありません)。これらのブランドのポジショニングマップを見ると、年齢層が低く、世帯年収も高くないエリアに集まっています。
バッグは「Samantha Thavasa(サマンサタバサ)」、アクセサリーは「4℃」「ANNA SUI(アナスイ)」「agete(アガット)」などが人気。これを見る限り、普通の生活感覚を持った女の子っぽいスタイルを好むようです。読んでいる雑誌は『non-no』『sweet』『AneCan』『SPRiNG』などが女性全体の2倍以上の購入率となっています。このあたりのイメージをペルソナイラストにしたのでご参照ください。
面白いところでは、果汁系飲料のうち、特に果物のジュースが好きで「ミニッツメイド」「トロピカーナ」「ウェルチ」などを好みます。この流れからか、お酒もチューハイ・カクテル系をよく飲んでいるようですね。中でも、サントリーの「ほろよい」がお気に入りのようで、女性全体と比較して1.5倍ほど選ばれています。最近のお酒メーカーのターゲット、若い女性の「お一人さま家飲み」層の中心にいる人たちかもしれません。(コプロシステム 商品計画研究所 大久保惠司)
※この記事は、誠ブログ「mixi女子ってどんな人? -データからみるペルソナ図鑑(2)-」より転載しています。
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