検索
連載

他人のせいにする能力ちきりんの“社会派”で行こう!(1/2 ページ)

何か問題が起こった時、「運が悪かった」「あいつのせいだ」と思う人と、「自分のせいだ」と思う人がいます。一見、後者の方が謙虚で好感が持てそうですが、ちきりんさんは自分を痛めつけ過ぎないように「理由を外に求めること」も大切だと説きます。

PC用表示 関連情報
Share
Tweet
LINE
Hatena

「ちきりんの“社会派”で行こう!」とは?

はてなダイアリーの片隅でさまざまな話題をちょっと違った視点から扱う匿名ブロガー“ちきりん”さん。政治や経済から、社会、芸能まで鋭い分析眼で読み解く“ちきりんワールド”をご堪能ください。

※本記事は、「Chikirinの日記」において、2005年12月28日に掲載されたエントリーを再構成したコラムです。


 何か「良い結果」が出た時、(1)運が良かった!と思う人と、(2)オレはすごい!と思う人がいます。

 反対に、何らかの「悪い結果」が出た時、(1)運が悪かった、あいつのせいだと思う人と、(2)自分のせいだ。自分が悪かったんだ……と思う人がいます。

 いずれも(1)の人は、その結果を引き起こした原因が「自分の外」「自分以外のもの」にあると考えており、一方で(2)の人は理由や原因は「自分の中」にあると考えています。

 中には、良い結果の場合には「自分がすごい」と内に理由を求めるのに、悪い結果の場合には「あいつのせいだ」と考えて、「自己中」とそしられる人もいます。

 反対に、良い結果の場合には「○○さんのおかげ」と考え、悪い結果の場合には「オレはもうダメだ!」と落ち込み、「謙虚過ぎる。もっと自分に自信を持つべき」と言われる人もいるでしょう。

 良い結果が出た時、もしくは悪い結果が出た時に、自分がどういった考えをする傾向にあるか、あらかじめ理解しておけば、状況を客観的に理解できます。また自分の周囲の人に関しても、それぞれの時にどういった反応をする人なのかを事前に知っておくと、無用な軋轢(あつれき)が避けられます。

       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る