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4人に1人が働けない時代に? 大学生の就職率:知っておきたいニュースな言葉(4/5 ページ)
リーマンショック後、学生の「就職難」が続いています。大学生の約4人に1人が就職できない状況となっていますが、内定をもらえた学生ともらえなかった学生の間に、どのような違いがあるのでしょうか?
企業は「採用難」
マコ:学生さんにとっては就職難ですが、企業にとってはいいことですよね。優秀な人材をたくさん採用できそうですし。
大手町:そうとは言えないんだ。
マコ::えっ!?
大手町:学生にとっては確かに「就職難」だけれど、企業にとっては「採用難」の状況なんだ。
実は、内定辞退者がいた企業(85.8%)は8割を超えている。内定を出した総数に占める内定辞退者の割合をみると、「50%以上」(19.2%)という企業が2割近く存在しているんだ。
マコ:内定を辞退されても、企業はまた採用すればいいんじゃないですか?
大手町::それも難しいようだね。企業に、採用数が満たなかった場合の対応を聞いてみると「人材レベルは下げない」(59.2%)が6割で、「基準を見直し、柔軟に対応する」(7.4%)と答えたのは1割足らず。
マコ:じゃあ、学生は中小企業を受ければいいんじゃないですか? よく「中小企業は人手が足りない」と聞きますが……。
大手町::確かにメディアなどで、そうした情報をよく聞くよね。でも「人材レベルは下げない」と答えた企業を規模別でみると、「300人未満」(62.8%)が最も多いんだ。この調査を実施したリクナビの岡崎仁美編集長は「中小企業の場合は採用数が少ない。また従業員の数も少ないので、厳選して採用するケースが多い」と指摘している。
マコ:就職率をアップさせるのは、簡単ではなさそうですね。
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