固定電話、必要だと思いますか?
自宅で、固定電話を利用している人はどのくらいいるのだろうか。20〜60代の人に聞いたところ、全体の85.5%は「利用している」と回答。しかし年代別でみると、違いがでた。リサーチバンク調べ。
あなたのご自宅では、固定電話を導入していますか? 20〜60代の人に聞いたところ、全体の85.5%は何らかの固定電話を利用していることが、リサーチバンクの調査で分かった。年代別にみると、60代の97.2%は固定電話を利用しているのに対し、20代では59.9%にとどまった。
固定電話を利用している人に、その理由を聞いたところ「FAX利用のため」(38.7%)、「インターネット回線の利用のため」(34.1%)といった回答が多かった。また「加入権を持っているから」を理由に挙げた人も31.5%いた。
固定電話と携帯電話のどちらをよく使う?
通話をする際、固定電話と携帯電話のどちらをよく使う人が多いのだろうか。「固定電話が多い(ややを含む)」と答えたのは28.6%に対し、「携帯電話が多い(ややを含む)」は55.3%。固定電話よりも携帯電話を利用する人のほうが多い結果となったが、固定電話が必要なものかという問いに対しては、50.3%が「必要だと思う」と回答。一方「不要だと思う」のは24.7%だった。
今後、固定電話はどうなると思いますか、と尋ねると「東日本大震災の際、公衆電話や固定電話のほうがつながったというケースを聞いた。いつどこに地震が起こるか分からないので、固定電話は個人的には必要だと思う」(40代女性)、「震災の時に固定電話を使って家族と連絡を取り合えた。また地震が起きた時に連絡を取り合うためにあったほうがいい」(20代男性)といった声があった。
その一方で「停電のときでもつながる昔の電話と違って、計画停電のときは結局使い物にならなかった。光電話になってからは、固定電話の意味はFaxくらいしかないのかも……」(40代男性)、「実家の固定電話を最近解約した。全く使わないにもかかわらず、基本料金がでるので。今後はなくなっていくのではないだろうか」(30代女性)など厳しい意見も聞かれた。
インターネットによる調査で、20〜60代の男女1699人が回答した。調査期間は3月15日から22日まで。
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