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上司なら知っておくべき、“評価”と“審査”の違いとは(2/2 ページ)

「部下のパフォーマンスや能力を正しく測定・採点することが、評価において最も大事だ」と思っているなら、それは間違いだ。

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制度と会議をうまく変えられれば、点数をつけるスキルは重要ではない

 実際に、管理者が“審査員研修”を受け、点数をつけるスキルを学ぶことで、評価がうまくいくようになった会社は少ないだろう。理由は、公平・公正で納得性の高い点数をつけられるかどうかは、管理者の点数をつけるスキルよりも、多くの場合、評価制度の問題であり、評価会議の進行や合意形成の仕方の問題であるからだ。

 評価者の“審査スキル”が上がったとしても、評価制度の完成度の低さによってそれが上手に表現されなかったり、処遇にうまく反映できなかったりするし、点数はしばしば稚拙な会議や上位者の思い込みによってゆがめられがちだ。逆に言えば、制度と会議をうまく変えることができれば、点数をつけるスキルなど大して重要ではないのである。(川口雅裕)

 →川口雅裕氏のバックナンバー

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