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すべての部下に訪れる、4つのステージとは部下育成の教科書(2/3 ページ)

学生から社会人になった駆け出しのビジネスパーソンは、4つのステージを一段ずつ上がっていくという。その4つのステージに対し、上司はどのように対応していけばいいのだろうか。

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 メインプレイヤーとして経験と実力を積んでくると、リーダー的な立場を任され、他のメンバーを動かしながら成果を上げていくのが、次の(4)リーディングプレイヤー(Leading Player/主力)の段階です。職場の中では、より高い個人業績に加え、周囲のメンバーや組織業績を牽引するような動きを期待されます。周囲からは次期マネジャー候補と目されることも多いでしょう。周囲のメンバーと組織業績をも牽引するという意味で、「リーディングプレイヤー」と名づけました。

 通常、一般社員層では、(1)から(4)に向けて1つずつ段階を上っていきます。それぞれの段階を短い期間で駆け上がっていく優秀な人はいても、どこかの段階を飛び越えることはありません。あくまで、一段ずつ上がっていくのです。

ステージの変わり目=トランジション ――「変わり目」こそが部下育成のチャンス

 ここまでは、段階(ステージ)の考え方に触れましたが、ここからは、この段階の「変わり目」に着目していきます。

 一般社員層の部下は、順調に成長すれば4つの段階を経ます。

 ここで課題になるのは、今いる段階から次の段階への移行がうまくいくかどうかです。

 いつ、どんなタイミングで、どうやって移行し、次の段階の役割を果たせるようになってもらうのか。それは、もちろん部下本人にとっても、そして育成する側のマネジャーにとっても、容易ではありません。

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