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すべての部下に訪れる、4つのステージとは部下育成の教科書(3/3 ページ)

学生から社会人になった駆け出しのビジネスパーソンは、4つのステージを一段ずつ上がっていくという。その4つのステージに対し、上司はどのように対応していけばいいのだろうか。

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 部下はある段階で一定の成果や能力が認められると、マネジャーを含めた周囲の人から、次の段階の役割を担うことが期待されるようになります。「できているかどうか」にかかわらず、「期待される役割によって段階は決まる」という考え方ですから、この時点で部下は次の段階に移行したことになります。実際には、これに合わせて昇格を伴うことも多いでしょう。

 例えば(3)メインプレイヤーから(4)リーディングプレイヤーなど、ある段階から次の段階への移行は、決して簡単なものではないことが分かります。

 業務の知識やスキルを身につけるというだけでなく、段階の移行においては、仕事の仕方そのものや、持つべき視界の広さなど、本人の意識や態度、価値観、姿勢といったところまで変化し成長してもらう必要があるからです。これは単に「移行」という程度に留まらず、「転換」と言ったほうが適切かもしれません。

 同じ一般社員であっても、ある時点で大きな転換を求められることを、マネジャーは理解しなければなりません。

 私たちは、次の段階へ転換し、新たな段階の役割を果たせるようになる過程を「トランジション(ステージの転換)」と呼びます。次回からは、トランジションについて解説します。

続く

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