ネットサービスの利用規約、読んでいますか?
ネットサービスやスマートフォンアプリの利用規約について、読んでいる人はどのくらいいるのだろうか。利用前に「読んでいない」という人は31.9%。読んでいない人に、その理由を聞いたところ……。ネットマイル調べ。
インターネットサービスやスマートフォンアプリの利用規約について、読んでいる人はどのくらいいるのだろうか。20〜50代の男女に聞いたところ、利用前に「読む」という人は15.0%、「ときどき読む」が52.2%、「読まない」が31.9%であることが、ネットマイルの調査で分かった。
利用規約を読まない人に、その理由を聞いたところ「めんどくさい」(87.5%)が断トツ。次いで「時間がない」(26.0%)、「理解できない」(17.2%)と続いた。男女別では「めんどくさい」に違いはなかったが、「時間がない」「理解できない」では女性のほうが3〜4%高い。年代別でみると、20〜40代は「めんどくさい」が多く、50代では「時間がない」が目立った。
サービス提供者に提供したくない情報
利用規約を読まないことでのリスクはあると思いますか? 全員に聞いたところ、「リスクについて把握している」(54.6%)と答えたのは半数を超えた。ただ利用規約を読まなかった場合に発生したトラブルについては、全体の33.7%が「許せない」としている。「許せない」と答えた人を男女別でみると、女性(29.4%)よりも男性(38.0%)のほう多く、「トラブルについて自己責任の回避意識が、男性のほうが強いと思われる」(ネットマイル)
またサービス提供者(サイト運営者、開発者など)に提供したくない情報を聞いたところ「クレジットカード番号」(85.2%)と答えた人がトップ。以下「住所」(70.3%)、「電話番号」(69.4%)、「写真」(67.1%)、「勤務先」(64.6%)と続いた。全体的に男性よりも女性のほうが、情報提供に対する抵抗感は強い。「クレジットカード番号」についての抵抗感は40〜50代が高いが、「電話番号」「氏名」といった基本的な情報については若年層ほど提供を拒む意識が強いようだ。
インターネットによる調査で、20〜50代の男女1000人が回答した。調査期間は3月30日から31日まで。
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