独身者に聞く、結婚生活に必要な世帯年収
近年、不況で収入が少なくなっているために、結婚できないという話を耳にする機会が多くなっている。独身者に結婚生活に必要な世帯年収を聞くと、300万〜600万円という答えが半数以上を占めた。ツヴァイ調べ。
女性の社会進出などにより、晩婚化が進んでいる日本。独身者は結婚にどのように関心を持っているのだろうか。
ツヴァイの調査によると、20〜60代の独身で結婚意向のある男女に恋人の有無を尋ねると、「恋人はいない」が男性では68.0%、女性では56.3%といずれも半数を超えた。年代別にみると、男性では40代(75.9%)、女性では30代(59.8%)が特に高い。また、40代女性では「恋人はいない」は49.3%と比較的低かったが、「恋人はいるが、結婚は考えていない」が23.9%と目立って高くなっていた。
ちなみに結婚に関する周囲からのプレッシャーについては、男女ともに30代で「感じる(やや含む)」(男性41.2%、女性49.4%)が最も高く、それ以上の年代になると割合は減少しているようだ。
結婚生活に必要な世帯年収は?
結婚相手に求めることでは「性格・人柄」(76.9%)や「価値観が合うこと」(57.0%)が上位で、「収入」は25.0%で5位。しかし、男女別に「収入」と答えた割合を見ると、男性では6.7%だったが、女性では48.7%と、「性格・人柄」「価値観が合うこと」に次ぐ3位となっていた。
「結婚生活を送るために、現実的にどの程度の世帯年収が最低でも必要だと思いますか?」と聞くと、「500万円以上600万円未満」(22.2%)、「400万円以上500万円未満」(21.4%)、「300万円以下400万円未満」(20.5%)が上位。
平均金額は531万1000円。エリア別にみると、関東が577万4000円と最も高く、北海道・東北が472万3000円と最も低くなっていた。
インターネットによる調査で、対象は20〜60代の独身で結婚願望のある男女1000人(男性565人、女性435人)。調査期間は2月9日から17日。
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