調査リポート
5月の新車販売台数、11年12月発売の「アクア」が僅差の2位に
日本自動車販売協会連合会などは、5月の新車販売ランキングを発表。2011年12月に発売されたばかりのトヨタ「アクア」が、12カ月連続トップの「プリウス」にわずか698台差にまで迫る2位となった。
日本自動車販売協会連合会などは6月6日、5月の新車販売台数ランキングを発表した。それによると、トップは12カ月連続でトヨタ自動車の「プリウス」で、販売台数は前年同月比220.3%増の2万789台。前年同月比で大きく伸びたのは、震災の影響で2011年5月の販売台数が少なかったためで、2年前の2010年5月(2万7208台)よりは23.6%少なかった。
2位はトヨタ自動車が2011年12月に発売した新型ハイブリッド車「アクア」で2万91台、プリウスとわずか698台差にまで迫った。3位はホンダが同じく2011年12月に発売した軽自動車「NBOX」で1万9354台だった。
震災前の水準まで増加
2011年春は東日本大震災の影響で販売台数が大きく落ち込んだことから、5月の新車販売台数は前年同月比66.3%増の23万6366台と、9カ月連続で前年同月比プラス。震災前の2010年5月と比べても、3.4%増加している。軽自動車の新車販売台数も同66.6%増の15万8584台と7カ月連続で前年同月比プラス、2010年4月比でも24.2%増と好調だった。
メーカー別に見ると、トヨタ自動車が前年同月比127.0%増だったのを筆頭に、ホンダが同48.9%増、日産自動車が同25.3%増、マツダが同55.0%増となっていた。
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