果物を食べる頻度、3人に2人が週1回以上
食生活を豊かにしてくれる果物。3人に2人が週1回以上食べているが、食べる日でも農林水産省が推奨する量以上を食べている人は少数派のようだ。ゼスプリ インターナショナル ジャパン調べ。
食生活を豊かにしてくれる果物。食料品店では季節ごとにさまざまな果物が並ぶが、どのように食べられているのだろうか。
キウイフルーツの輸入、販売を行い、夏に向けて新品種を発売するゼスプリ インターナショナル ジャパンの調査によると、「どのくらいの頻度で果物を食べていますか」と尋ねたところ、「ほぼ毎日」が26.4%、「週3〜4回」が17.1%、「週1〜2回」が24.3%、「月1〜3回」が17.6%、「ほとんど食べない」が14.6%と傾向が分かれた。
果物を食べる機会があると答えた人に「果物を食べる日に、1日平均どのくらいの量を食べていますか」と聞くと、最も多かったのは「100〜200グラム未満」で37.5%。以下、「50〜100グラム未満」が30.3%、「50グラム未満」が23.6%、「200グラム以上」が8.6%で続いた。
農林水産省では「食事バランスガイド」で果物を1日200グラム摂取することを推奨しているが、9割以上はその水準に達していないようだ。
果物を食べるようになった理由、食べなくなった理由
過去3年間に果物を食べる量が増えたという人にその理由を尋ねると、「おいしいと思うから」(57.7%)と「健康に良さそう」(54.1%)が半数を超えた。以下、「ビタミンが豊富」が48.6%、「食物繊維が豊富」が41.4%と続いており、味だけでなく栄養を重視している人も目立っていた。
逆に過去3年間に果物を食べる量が減ったという人にも理由を聞くと、「値段が高い」が50.6%と断トツ。以下、「あまり日持ちがしない」が24.7%、「皮をむくなど手間がかかる」が20.3%、「カロリーが高そう」が10.1%で続いた。
インターネットによる調査で、対象は20〜60代の男女800人(男性400人、女性400人)。調査期間は5月28日から30日。
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