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LCCを利用すればオトクなの? 知っておきたい「常識」これからのことがよく分かるコラム(5/6 ページ)

格安航空会社(LCC)が今年、相次いで新就航しました。「LCC=安い」「従来の航空会社=高い」といったイメージがありますが、本当にそうなのでしょうか? これからLCCを利用したいと思っている人に、知っておきたい「常識」をお届けします。

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国際線LCC利用者の84%は満足

 とはいえ、下記のようなデータもあります。

 国際線LCC利用者の84%はLCC利用について「満足(とても満足+やや満足)」と回答しています(関連記事)

 また、今後の利用意向についても「LCC派」(今後、LCCのみを利用したい+LCCを優先して利用したい)が全体では5割、18−29歳の若年層ではさらに高い数値となっています。


国際線LCC利用者、今後の利用意向(レジャー海外旅行について)。エイビーロード海外旅行調査2012より。2012年3月調査、2011年に海外旅行をした人でこれまでにLCCに乗ったことがある人が対象

 皆がキャンペーンチケットのような激安チケットで乗っているわけではないので、この満足度の高さには正直驚きました。ただ、この要因のひとつに、国際線のチケット価格の相場感に起因するのではないかと考えられます。

 同調査にて、「ローコストと感じる価格はいくらですか?」と聞いたところ、ソウルなどを含む近距離で平均1万9182円(片道あたり)という回答でした。往復で3万8000円あれば、ピーク時以外であればレガシーキャリアのソウル行きPEXチケットが諸費用込みで買える価格です。

 レガシーキャリアのPEXチケットですら「ローコスト」と感じる価格帯という感覚ならば、LCCの通常チケットがそれより多少でも安ければ、キャンペーンチケットならずとも「激安」と感じて満足できるのもうなずけます。

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