検索
インタビュー

なぜ恋人ができないのか? 若者の間で広がる面倒な関係仕事をしたら“若者”が見えてきた(後編)(6/6 ページ)

若者の間で「彼女ができない」人が急増している。昔に比べ、「異性の人と話すのは苦手」といった人は減ってきているように思うが、なぜ恋人ができないのか。その原因について、若者事情に詳しい博報堂の原田曜平氏に聞いた。

PC用表示 関連情報
Share
Tweet
LINE
Hatena
前のページへ |       

土肥:原田さんの話を聞いて、「今の若者は、面倒な関係の中で生きているんだなあ」と感じている読者も多いかもしれません。でも、いい面もあるんですよね? 今の30代以上にはないものが。

原田:もちろんです。SNSを使っていれば、人とつながりながら年を重ねていくことができます。人間関係が分断される期間がないので、昔の人と違って、ネットワークを有効活用できる人が増えていくのではないでしょうか。

 例えば沖縄県に旅行することになって、たまたま中学時代の友だちが沖縄に住んでいることが分かった。そしてネットで連絡をとるうちに「沖縄で会おう」という話になるかもしれない。もちろん国内だけでなく、世界中につながることができますよね。また社会人になれば、ビジネスの話につながっていくかもしれない。

 過去にはいなかったニューモデルが、いまの若者から生まれてくるのではないでしょうか。そうした人がたくさん出現することを、期待したいですね。

(終わり)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

前のページへ |       
ページトップに戻る