「秋の大型連休、できてほしい」――年代によって違い
秋の大型連休(通称シルバーウイーク)を創出しようという動きがあるが、できてほしいと思っている人はどのくらいいるのだろうか。全国の男女に聞いたところ、53%が「できてほしい」と回答した。JTB調べ。
秋の大型連休(通称シルバーウイーク)を創出しようという動きがある。すでにある祝日3日分を10月に集め、土日と合わせて5連休にする構想だが、この大型連休についてどのように考えている人が多いのだろうか。
秋の大型連休について、半数以上の53%が「できてほしい」と回答。年代別にみると、20代以下の66%が最も多く、年代が高くなるにつれて割合が減っていることが、JTBの調査で分かった。一方「できてほしくない」と答えたのは、70代以上の32%を筆頭に、年代が若くなるにつれて減っていき、20代以下では6%。
この結果について、JTBは「若い世代ほど休暇への期待が大きく、年代が高くなるにつれ、仕事への影響や生活リズムへの影響を考慮して、ちゅうちょする傾向があるのではないか。また60代以上の年代では、相対的にフルタイム勤務者が少ないため、連休に関係なく比較的自由に休めることが大きく影響しているのだろう」としている。
大型連休のメリットとデメリット
秋の大型連休ができるメリットは何だろうか。この質問に対し「気候のよい観光シーズンに旅行ができる」(71%)と答えた人がトップ。以下「リフレッシュできる」(58%)、「遠出ができる」(34%)、「時間があるので、普段はできないことができる」(28%)、「連休に消費活動が発生し経済効果がある」(23%)と続いた。
一方、デメリットを聞いたところ「連休は混雑するから」(69%)と答えた人が最も多かった。特に60代以上で多く、その理由として「退職していつでも出かけられるので、わざわざ混雑しているときに出かけなくてもよい」といった意見が目立った。また40代からは「連休前後に仕事のしわ寄せがくるから」(33%、平均は24%)を挙げた人が多い。
インターネットによる調査で、全国の男女5049人が回答した。調査期間は7月4日から12日まで。
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