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警備+○○で、ALSOKのビジネスが注目されている新連載・儲かっている企業にはワケがある(3/6 ページ)

綜合警備保障(ALSOK)はどんな事業を行っていると思いますか? こう聞かれれば、多くの人は「警備」を挙げるだろう。同社のメイン事業は確かに警備なのだが、警備とあることを組み合わせた新事業が注目されている。それは……。

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ALSOKの事業内容は4つ


ALSOKの売り上げ

 ALSOKの事業内容と売り上げ規模を確認してみましょう。大きく4つに分かれます。

(1)機械警備

 オフィスや個人宅の窓や出入口に付けた警備用のセンサーが異常を検知するとセンターより警備員が派遣される、いわゆるセキュリティサービス。総売上3000億のうち1400億強とほぼ半分を占める主力事業です。

(2)常駐警備

 機械を軸ではなく、現場に人が赴いて直接警備するタイプのサービス全般が含まれます。目立つところでは東京スカイツリーの警備を請け負っています。同事業の売り上げは700億と機械警備の概ね半分くらい。

(3)警備輸送

 分かりやすい例を挙げるとすれば、現金輸送でしょう。つまりは、金融機関が輸送中の現金が襲われて……という事件が日本で起きたとすると、少なからずの確率で現場で犯人に立ち向かうのはALSOKのスタッフになります。売り上げは500億ほどで、かなりのニーズがあるのが分かります。

(4)総合管理・防災

 その他を除いた最後はビル管理関連。2010年に日本ファシリオ株式会社を買収し、空調や給排水、防災設備などファシリティ周りを総合的に請け負うべく事業の強化を図っています。売り上げは360億ほどと他事業と比べるとまだ小さいのですが、高い成長率が期待されています。

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