「地元だから」「好きな選手がいるから」「弱いから」――Jリーグチームを応援する理由
2013年5月にリーグ戦開幕20周年を迎えるJリーグ。各チームにファンがついているが、応援する理由はさまざまあるようだ。産業能率大学調べ。
野球と並ぶ人気スポーツとなっているサッカー。Jリーグは2013年5月にリーグ戦開幕20周年を迎えるが、どのチームが人気なのだろうか。
産業能率大学の調査によると、Jリーグ観戦経験のある男女に「最も応援しているJ1・J2チーム」を尋ねたところ、トップは「浦和レッズ」で10.9%。以下、「横浜F・マリノス」が6.8%、「名古屋グランパス」が6.6%、「コンサドーレ札幌」が6.1%、「ガンバ大阪」が6.0%で続いた。一方、「応援しているチームはない」も8.1%いた。
産業能率大学では「サポーターが極度に一極集中することなく分散しており、『地域に根ざしたスポーツクラブを核としたスポーツ文化の振興』を目指すJリーグの理念の浸透を実感できる」とコメントしている。
応援する理由は?
応援しているチームがある人にその理由を聞くと、「地元のチームだから」が65.7%で断トツ。以下、「好きな選手がいるから」が26.6%、「出身地のチームだから」が20.5%、「スタジアムが近いから」が17.3%で続いた。中には、「マスコットキャラが好きだから」(5.7%)や「勤務先がスポンサーだから」(2.9%)、「チアリーディングが好きだから」(2.1%)と、直接サッカーとは関係ない理由も目立っていた。
応援人数が多い上位5チームの理由を見ると、いずれもトップは「地元のチームだから」で共通。しかし、2位以下には特徴的な項目が見られ、浦和レッズは4位に「応援スタイルが好き」、横浜F・マリノスは3位に「伝統のあるチームだから」、名古屋グランパスは2位に「監督(ストイコビッチ氏)が好きだから」、コンサドーレ札幌は3位に「地域貢献しているから」、4位に「弱いチームだから」、ガンバ大阪は3位に「戦術が好きだから」が入っていた。
インターネットによる調査で、対象は全国のJリーグ観戦経験のある20〜60代男女1000人(男性684人、女性316人)。調査期間は8月28日と29日。
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