東京商工リサーチは11月9日、2012年「全国社長 出身地・出身校」調査を発表した。出身地別の社長数と人口を対比させたところ、最も輩出率が高かったのは山形県(1.35%)で、3年連続でトップ(関連記事)。「山形県は『辛抱強くて、働き者』の県民性に加えて、江戸時代から交易で港町が栄え、商工業の重点が高い土地柄。また伝統工芸品など家内工業が盛んで、創業100年以上の老舗企業の割合が高いのも特徴だ」(東京商工リサーチ)
2位は徳島県(1.32%)で、前回の3位からランクアップ。以下、香川県(1.28%)、秋田県(1.11%)、大分県(1.08%)と続き、上位には東北と四国が目立った。ただこの輩出率は、人口減少率が大きい地域で比率が高くなる側面もあって、出生率や他県への人口流出などが一部影響している可能性がある。これに対し、輩出率が低いのは、埼玉県(0.26%)、千葉県(0.28%)、神奈川県(0.35%)など首都圏のベッドタウンが多かった。
社長の出身校
社長の「出身校」で最も多かったのは、日本大学(2万4421人)で3年連続トップ。次いで慶應義塾大学(1万3509人)、早稲田大学(1万2837人)、明治大学(1万645人)、中央大学(9815人)、法政大学(7787人)という結果に。国公立大学では、15位に東京大学(3869人)、21位京都大学(2455人)、25位北海道大学(1995人)と続いた。
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