中国語人気に陰り? 学習したいと思っている言語
英語以外で、あなたが学習したいと思っている言語は何ですか? 全国の男女に聞いたところ「中国語」がトップ。ただ昨年の調査結果と比べると、「中国語」と答えた人は大幅に減少した。イーコミュニケーション調べ。
英語以外で、あなたが学習したいと思っている言語は何ですか? 全国の男女に聞いたところ「中国語」(21%)と答えた人が最も多く、次いで「韓国語」(19%)、「フランス語」(17%)、「ドイツ語」(13%)であることが、イーコミュニケーションの調査で分かった。
男女別でみると、男性は「中国語」(23%)、「ドイツ語」(17%)、「フランス語」(15%)という結果に。一方の女性は「韓国語」(27%)、「フランス語」(20%)、「中国語」(17%)だった。
昨年行った調査でも1位は「中国語」(38%)で、依然として人気が高い。ただその割合をみると、男女(男性:43%→23%、女性30%→17%)ともに大幅に減少した。その理由として、イーコミュニケーションは「近年起きている政治的な日中衝突、および中国経済の衰退報道などが可能性として考えられる」とした。
昨年に比べ学習人気が上がったのは、韓国語(15%→19%)、フランス語(11%→17%)、ドイツ語(6%→13%)。一方、中国語のほかに人気が下がったのはスペイン語(15%→9%)。ドイツ語の人気が高まっている背景に「EU経済の優等生としてのニュースから人気が高まった可能性がある。一方で、経済危機の報道がされるスペインのスペイン語は、人気を下げた。言語学習の人気は、その言語地域の経済力に関するニュース報道と、ある程度関連する可能性があることが分かった」(イーコミュニケーション)としている。
インターネットによる調査で、全国の男女624人が回答した。調査期間は11月5日から7日まで。
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